番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
26 東照宮 瑞垣 |
寛永17年 (1640) |
一周延長三十間、本瓦葺 |
特徴等 |
徳川家康をまつる東照宮は、家康の没後その遺影を久能山から日光に移葬する途次、喜多院に4日間逗留して供養したことに因み、天海僧正が寛永10年(1633)にこの地に創建したものである。その後寛永15年(1638)の川越大火で延焼したが、同17年(1640)に再建された。当初から独立した社格をもたず、喜多院の一隅に造営されたもので、日光、久能山とともに三大東照宮といわれている。社は随身門、鳥居、拝殿及び幣殿、唐門、瑞垣、本殿からなり、本殿の前には、歴代城主奉献の石灯籠が置かれている。 瑞垣 (みずがき) は延長三十間の透き塀で、唐門の左右から発して折れ曲がり、本殿を取囲んでいる。柱や腰の朱と連子の緑の対比が鮮やかである。 参考資料:現地の説明板(埼玉県教育委員会/川越市教育委員会)/総覧日本の建築(日本建築学会編/新建築社) 2007-1-16 |
東照宮瑞垣 (撮影:2005-7) | 東照宮瑞垣 (撮影:2005-7) |
埼玉県の重要文化財建造物 2018-1-15 現在 |